進め方全般・準備・資料

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会社から提出された工期が長く感じます。

家の取り壊しを予定しています。解体業者から渡された工事スケジュールを見てみると、思っていたよりも長く設定されているように思いました。家をただ壊すだけのため、もっと短期間で終わるものと思っていました。実際の作業時間にゆとりを持って長めに計画しているのでしょうか。

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納期遅れを生じさせないためにも、数日のゆとりを持って計画されるのが一般的です。

ゆとりを持った計画が基本

一日も早く工事が終わって欲しいというのが、多くの方が持つ要望です。しかし、解体工事会社としては約束をしていたにもかかわらず、何らかの事情により納期が遅れ、お客さまとの約束・契約を反故するのは避けたいと考えます。解体工事には様々な外的要因が関わってきます。数日のゆとりを見て工期を設定するのが一般的です。

様々な外的要因とは

工期を狂わす要因には、以下のようなものが考えられます。

天候

激しい雨や台風のような強風、積雪等で解体工事ができない日が生じることがあります。工期を狂わす要因で、最も発生する確率が高いです。

地中埋設物

土の中から、岩や湧き水といった障害物が見つかった場合、工事を中断する場合があります。天候に次いで頻度の高い要因です。

近隣クレーム

近隣の方から大きなクレームをいただいた場合、工事を中断せざるを得ないケースも存在します。通常クレームがあった場合、その原因を改善して工事を続けることが一般的です。しかし、クレーム内容が対応不可能なものであった場合、近隣の方に説明の機会を設けるために、期間が必要となります。

担当者に口頭で聞くのがよい

実際の工期が気になる場合、担当者に「順調であればいつ頃に終わりますか」と確認すると、応えてもらえる場合もあります。業者の中には、「揚げ足を取られるのではないか」と心配して、書面での明示を避けるところもあります。しかし、口頭であれば応えてくれる可能性があります。ぜひ一度連絡を取っていただくのはいかがでしょうか。

急かしすぎに注意

早く終わって欲しい気持ちは分かります。しかし、あまりにも業者を急がせてしまうと、よくない結果を招くこともあります。無理な短工期は、丁寧な作業を阻害してしまうため、事故の原因にもなり得ます。また工期を縮めるために一日の作業時間を延ばした結果、「こんな時間に工事をするのは非常識じゃないか」という近隣クレームを招く場合もあります。一度確認を行ったら、後はぐっとこらえて待ちましょう。

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解体前にエアコンや蛍光灯の取り外しは必要ですか?

取り壊し予定の建物があります。建物内の家財はひととおり片付けました。あと残っているのは、エアコン・蛍光灯・ガスコンロなどです。こちらは、取り外す必要はありますか?取り外す場合はどのように処分すればいいでしょうか。解体業者に依頼すれば工事の前に取り外してくれますか?

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エアコン、蛍光灯、据え置き型のガスコンロは、事前に取り外して処分しておく必要があります。解体工事会社に依頼する場合には有償になるので注意しましょう。また、ビルトインタイプのものについては、事前に担当者と相談することをお勧めします。

取り外しが必要

エアコン等の家電については、事前に取り外して処分する必要があります。家電製品は解体廃材と違い、一般廃棄物扱いとなるため、処分経路も異なります。また、最近では家電リサイクル法で定められた処分が求められます。エアコンについては電気屋に取り外しを依頼しましょう。また、蛍光灯やガスコンロについて、自身で取り外し自治体で定められた処分を行って下さい。

解体工事会社に依頼する場合には有償

解体工事の際に不用品が発生するのは珍しいことではありません。多くの解体工事会社が不用品回収サービスを行っています。しかし、不用品処分は有償ですので事前に業者に相談し、処分が可能かどうかと処分費用を確認しましょう。相談を怠ってしまうと解体当日になって追加費用が発生したり、解体作業をストップするような事態を招く場合があります。

特殊な物は事前に相談を

簡単に取り外しができない、ビルトインタイプのガスコンロや食洗機がある場合、早めに解体工事会社に処分方法について相談しましょう。解体工事会社と契約する前の段階であれば、これらの処分費用を踏まえて比較検討できるため、全体の予算組みをしやすいことと思います。

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解体工事で最低限押さえるべきポイントを教えてください。

これから家の取り壊しを行おうと思っています。しかし、初めてのことなのでよくわかりません。誠意のない業者にあたったり、近所からクレームが出たりして、思いがけないトラブルで工事が滞ってしまったという話も耳にするので非常に不安です。問題なく工事を終えるために、押さえておくべきポイントは何でしょうか。教えてください。

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法令順守の業者か確認すること ②相見積りを取ること ③業者と現地で立ち会いを行うこと ④契約書を交わすこと ⑤支払いタイミングに気をつけることの5点です。

法令順守の業者か確認すること

解体工事に関する法律として、廃棄物処理法や建設リサイクル法等複数の法律があります。それらの法律を順守して解体工事を行っている業者かを確認することが大切です。業者が違法な工事を行った場合に、発注者にも何らかの迷惑が掛かることあります。そのようなトラブルを防ぐために法令を順守している業者かを確認した上で、発注しましょう。具体的に次のような点を調べると良いでしょう。

  • マニフェストを発行してくれるか
  • 建設リサイクル法の届出を行ってくれるか
  • 過去に指名停止処分や行政停止処分を受けていないか
  • 許可を持っているか
  • その他、法律に則った工事をしているか

相見積りを取ること

良い条件で解体工事を進めるために、相見積りを取り、条件比較を行うことがは必要不可欠です。解体費用は保有重機や工法の工夫などにより、業者間で3割程度の開きが出ることもあります。良い条件の業者を選ぶためにも、3社程度の業者に見積り依頼を行いましょう。最近では相見積りが当たり前になっています。また、依頼時に「他の業者とも比較したいのですが、よいでしょうか」と伝えておけば、最終的に断ることになってもスムーズです。なお、あまりにもたくさんの業者に声を掛けてしまうと、1社ごとに細かく吟味をする労力をさけなくなるため、注意が必要です。

業者と現地で立ち会いを行うこと

見積り内容や施工範囲の伝達ミスによるトラブルを防ぐためには、業者を決定する前に業者と現地で立ち会うことが大切です。遠方などで頻繁に足を運べない場合には、最初の見積り時点では業者だけで現地を見てもらうことも可能です。しかし、契約前には自身で足を運ぶか、工事範囲について理解のある親族に業者と立ち会って確認しましょう。

契約書を交わすこと

解体工事を行う際には、契約書を事前に交わすことが建設業法によって定められています。これは、トラブル防止のためにもこれは重要です。口頭での約束だけでは証拠が残りません。後々「言った」、「言わない」といったトラブルを防ぐためにも、契約金額、工期、施工会社名、契約解除の条件といった内容が盛り込まれた契約書を必ず交わしましょう。

支払いタイミングに気をつけること

施主のリスクを軽減するため、支払いタイミングを考慮することも必要です。解体工事会社の中には、支払いがあったとたんに態度が変わったり、集金をして工事を投げ出してしまうような悪徳業者も存在します。自身の立場を守るためにも、工事完了後の全額払い、もしくは、工事途中での分割払いを選択するようにしましょう。工事前の全額払いを要求された場合、悪徳業者の可能性があるため注意が必要です。

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雨の日に解体工事を行いますか?

家の建て替えを予定しています。新築住宅の完成時期に合わせると、ちょうど梅雨時に家の解体工事があたってしまいます。天候の影響で工期が延びてしまうと建築工事の開始も遅くなってしまうので心配です。解体工事は雨天時でも工事を行うのでしょうか。

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よほどの大雨でない限りは行います。雨天時ならではのメリットも存在します。

雨でも問題ない

同じ建築に関わる工事であっても、外壁塗装や外構工事に雨は禁物です。しかし、解体工事の場合は何かを作ったり、仕上げたりするのではありません。先の工事のように雨天でも問題なく工事を進めることが可能です。

大雨の場合は中止することもある

そうはいっても、安全に工事が進むことが大切です。大雨で危険を伴う状況であった場合には、工事を中止することもあります。

解体工事で事故が起きた場合、施主や近隣の方に大きな迷惑をかけることになります。解体工事会社としてもリスクの回避は行いたいところです。過去の経験等から現場の責任者が工事を中止するかどうかの判断をします。

雨天時のメリット

雨には、よい印象を持たない方も多いと思います。しかし、雨天時ならではのメリットも存在します。

解体作業時にはホコリの飛散を防ぐため、水まきを行うのが必須です。雨天時には建物が雨で湿り、ホコリが舞いにくくなるため散水を省略できる可能性があります。

散水を行う予定だった作業員は、別の作業を行うことができます。その分効率的に現場の工程を進めることができます。

雨よりも風や雪が問題

今回は雨のご心配をいただきました。しかし、実際問題となるのは強風や積雪です。

風が強いと廃棄物の飛散が増すばかりか、建物の仮囲いが風に煽られ倒壊する危険性があります。

また、雪が積もると解体前に除雪が必要となる場合があります。現場の進捗が必然的に遅れてしまいます。費用面での負担が増す可能性もあります。まだ工事時期で迷われている方は、台風や積雪の時期は避けていただいた方が良いかもしれません。

心配であったら業者に確認

一般的な慣例をご紹介しましたが、業者によって天候への考え方が異なる場合もあります。

ご心配な方は解体工事を依頼される業者に、「雨の日は工事をしますか? 工期が延びる可能性はどれぐらいありますか?」と、確認ししましょう。

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会社は工事スケジュール表を発行するものでしょうか?

家の建て替えをするにあたり、古い家を解体する業者を選んでいます。新しい家の完成希望日に合わせた解体工事終了日も大切です。そのため、希望の工期に対応してくれる業者を選びたいと思っています。口頭での約束では不安なのでスケジュール表を書面で発行してほしいのですが、業者は対応してくれるのでしょうか。

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優良な業者であれば発行するはずです。逆に、発行するかどうかを、業者見極めのポイントとして検討してもいいですね。

優良業者なら当たり前

スケジュール表の発行は、優良な業者であれば当たり前といえます。工事の説明をするにあたって、工事範囲や金額と併せて工事時期も重要な要素です。書面にして明示し、施主へ説明するのが解体工事会社としての努めとなります。

いい加減な業者も多い

正直なところ、解体業界は、まだまだマナーやサービスが高い業界とはいえません。業者の中には口頭のみで概算のスケジュールを伝え、書面は発行しないという業者も存在します。発行するタイミングが必ずしも、最初の見積り時点である必要はないと思います。しかし、施主の希望があればすぐにでも対応できるような態勢を備えた業者が、優良な基準を満たしているといえます。

トラブル予防のために書面での発行は必須

解体工事を進める中で、施主は、様々なリスクに気を配りながら業者の選定を行っていくことが大切です。トラブルの中で最も起きやすいのは、説明内容の不足や誤解が原因となるものです。「言った」、「聞いてない」という平行線の議論になり、決して気持ちのよいものではありません。そのようなトラブルを防ぐためにも、書面によるスケジュールの明記は重要です。契約書に着工日と納期が記載されているのはもちろんです。それに合わせて、細かいスケジュール表も提示されるのが望ましいといえます。

業者を見極める基準にする

様々な業者を見比べる中で、スケジュール表の提出に応じてくれるか否かを業者選定の基準にするのも良いでしょう。施主への説明を大切に考えているか、書面を作成するきっちりとした風土を備えているかを見て取ることができます。業者を見極める絶好の材料といえます。

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工期・工事スケジュールはどのように進むのでしょうか?

家の建て替えを検討しています。解体工事と新築工事のスケジュールを考えていますが、できるだけ無駄な日が出ないよう、解体工事が終わってすぐに新築工事に入りたいと考えています。一般的な住宅のおおまかな作業内容と工期を教えてください。

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一般的なスケジュール 建物の状況によって異なりますが、例として、30坪の木造住宅の一般的な解体スケジュールを示します。

最終確認

工事範囲についての最終的な確認を施主立ち会いの元で行います。丁寧な業者であれば、残すものと壊すものの区別が付くようにビニールテープやスプレー等でマーキングを行います。

近隣あいさつ

工事の最中にご迷惑をお掛けする近隣の方々に対して、工事内容の説明と協力のお願いに伺います。施主と業者が一緒に現地を回るのが理想的な形です。工事スケジュール表と簡単な粗品(タオル、洗剤など)を持参すると良いです。

外構の解体:1日程度

門や塀など重機を搬入するのに妨げとなる構造物を撤去します。道路幅が狭く、路上での作業が難しい場合は人力で行います。

養生の設定:1日程度

建物を解体する際に発生する、ホコリや破片の飛散を防ぐために仮囲いを設置します。一般的に金属製の足場を組み、その外側に養生シートを掛けます。住宅密集地など騒音への配慮がより必要な地域では防音シートを利用します。

瓦の撤去:1日程度

屋根の上に作業員が登り、人の手で瓦を剥ぎます。スレート瓦の場合、アスベストが含まれている可能性があるため慎重な作業となります。

ガラス、内装材の撤去:1日程度

窓ガラス等のサッシや、建物内に使われているガラスを撤去します。又、建物内の石膏ボードや土壁といった、内装材を人の手で撤去します。

構造体の解体:2日程度

重機を使って建物の構造体を解体します。柱や梁については運搬できるよう、現地で一定以下の長さにカットしていきます。

基礎の解体:1日程度

コンクリートの基礎を掘り起こして解体します。地中から埋設物が見つかった場合、そのタイミングで撤去します。

細かいガラの除去:半日程度

地表のガラや木材の破片などを人の手ですくい、ザルなどでふるいに掛けます。丁寧な仕上がりのために地道な作業が行われます。

整地:1/4日程度

地面を重機でならし、ある程度平坦にします。

清掃:1/4 日程度

道路やU字溝など、泥が飛散した場所を清掃し、現状復帰します。

仕上がりの確認

工事内容が問題なく完了していることを確認します。何か問題があれば手直しを依頼します。

近隣あいさつ

近所の方にご迷惑をお掛けしたお詫びとして声を掛けます。この時も施主と解体工事会社の双方で足を運んでいただくのが理想の形です。

工事条件によって異なる

今回、30坪の木造住宅の解体の一般例を示しました。
工事条件によってスケジュールは異なります。

建物の材質

構造が鉄骨やRC(鉄筋コンクリート)の場合、構造体の解体にかかる時間は、木造の2倍程度の長さになります。

建物の大きさ

建物が大きくなると、それに比例し、解体期間が長くなります。

作業スペース

道路が狭かったり(トラックなどが通行できない程度)、敷地条件によって十分な作業スペースが取れない場合、重機が小型になったり、人力作業が増えたりするため、その分工事期間が長くなります。

マンション・ビル

建物がマンション・ビルといった大規模な場合、着工前に近隣住宅の傾きの調査を行います。そのため、余分な期間が必要となります。

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ハウスメーカーに解体担当者を紹介するべきでしょうか?

ハウスメーカーに建替えを依頼する予定です。ハウスメーカーから紹介してもらう解体業者だと割高になるのかと思い、自分で解体業者を探して手配しました。どこの業者に依頼したかをハウスメーカー担当者に言うべきでしょうか?3者で打ち合わせしたほうがいい事項はありますか?

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スムーズに工事を進めるために紹介することに加え、工事前の立ち会いを三者で行っていただくことをお勧めします。

最終確認

スムーズに工事を進めるため、ハウスメーカーの担当者に、解体工事会社の担当者を紹介するのは必要不可欠となります。両者を引き合わせておくことで、解体工事中に何らかの支障が生じたり、解体工事後の仕上がりに問題があることが判明した場合、業者同士で直接連絡を取ることが可能です。基本的には施主の顔を立て、直接のやりとりを控える傾向にあります。しかし、そうはいうものの緊急性が高い場合や、専門性が高く施主が間に立って説明することが難しい内容の場合には、有効な連絡手段となります。直接両者を引き合わせることが難しい場合でも、お互いの名刺を受け取り連絡先を交換しておくことは、最低限行いましょう。

現場立ち会いに同席してもらうのが理想

理想としては、解体着工前と解体工事完了後にそれぞれの担当者に同席してもらい、立ち会いを行ううことです。着工前に立ち会いを行うことで、解体範囲の誤りや仕上げの仕方で問題が生じるリスクを低減することができます。また、完了後に立ち会いを行うことで、解体工事が不十分であった場合の手直しを早期に進めることもできます。工事のトラブルを防ぐためにも、両者での立ち会いの機会を設けていただくことをお勧めします。

安価で安心な解体工事のために

ハウスメーカーにも提携する解体工事会社があるにもかかわらず、ご自身で解体工事会社を選定されたということは、コストの削減を期待しての判断と思います。しかし、施主手配の業者はハウスメーカー提携業者に比べると連携面でのデメリットがあります。三者での立ち会いを行うことによってハウスメーカーと解体工事会社間の連携を良くし、デメリットを解消することも可能です。安価で安心できる、解体工事を進めるためにも三者立ち会いは重要です。

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家がどんな順序で壊されるか知りたいです。

自宅の解体が控えているのですが、近隣へ挨拶に行く際にもある程度工程を知っておいたほうがいいだろうという理由もあり、どのような手順で壊されるのか気になっています。

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一般的には 養生→瓦の撤去→内装材の撤去→重機による解体→細かいガラの除去・整地→清掃 という流れです。

1.養生(1日程度)

解体工事中には木屑等の破片が飛び散ったり、埃が飛散する可能性があります。

そのようなリスクを減らしご近所への迷惑を抑えるために「養生」といわれる仮囲いを行います。

まずは、金属製の単管パイプや木製の丸太で骨組みを造り、その後、養生用のシートを設置します。

シートは現場によって防炎シート・防音シート等が使い分けられます。

2.瓦の撤去(1日程度)

養生足場を組んだら、次に行うのは瓦の撤去です。

現在は法律で分別解体が義務付けられていますので、材質ごとの区分けが可能なように一枚一枚人力ではがしていきます。

スレート瓦(セメント瓦)の場合は成分にアスベストが含まれる場合がありますので、密閉性の容器に梱包します。

3.設備・内装材の撤去(1-2日程度)

給湯器の設備や、建物の中の石膏ボード・土壁・窓ガラスも分別が必要な項目です。

このような部材に関しても、作業員が人力ではずし、収集運搬車に積み込みを行います。

4.重機による解体(2-4日程度)

通称ユンボと呼ばれる先端にハサミがついた重機により、建物を一気に壊していきます。

解体現場のイメージで多くの方がお持ちなのはこのシーンではないでしょうか?

作業中、最も埃が舞い易い場面ですので、常に散水を行い極力飛散を防ぎながら、作業を進めます。

5.細かいガラの撤去・整地(0.5日程度)

建物が撤去された後は、土中に混ざった細かい木屑やコンクリートガラなどを撤去します。

大きなガラに関しては重機で掘り起こしながら撤去を行い、細かいものについては作業員が振るいをかけながら除去を行います。

6.清掃(0.5日程度)

作業中はどうしても道路に泥が散乱することが多いため、現状復帰をするために清掃を行います。

ここまで終えることで、ようやく解体完了といえます

建物によってはこの限りではない

一般的な例を示しましたが、建物によってはこの限りではありません。

例えば、道路が狭く重機が使えない場合は全て手作業になりますし、作業期間ももっと必要です。

また、マンションやビル等の場合は作業の流れもこの限りではありませんので、あくまでもご参考程度にとどめていただけると幸いです。

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解体工事を施主手配するメリット・デメリットはなんですか?

ハウスメーカーで自宅の建替えを予定しています。ハウスメーカーから解体業者を紹介できると言われましたが、紹介された業者に頼むと数割のマージンが上乗せされていると聞いたので、コスト削減のために解体工事を自分で手配しようと思います。その際のメリット、デメリットを教えてください。

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コスト削減ができるのが大きなメリットです。ハウスメーカーのマージンを1〜3割削れることが期待できます。一方、手間は掛かるのと、自己責任で行わなければならないのがデメリットといえます。

メリット

コスト削減

ハウスメーカーは自社で解体工事を行わず、下請けの解体工事会社に施工を任せています。メーカーは下請け業者の営業代行と、施主に対する品質管理や保証を行い、その対価として利益を得ています。下請け業者の見積りに乗せられるマージンは平均して1〜3割程度です。自身で解体工事会社を手配することで、これらのマージンを削減できるため大きなコストダウンを期待できます。

施主手配の経験値が積める

ハウスメーカーのマージンが乗っているのは、解体工事だけではありません。内装や設備工事、外構工事など様々な場面で、ハウスメーカーのマージンによりコストが割高になっています。解体工事を自身で手配することにより、上手く経験を積めればその経験はそれ以外の箇所の施主支給にも生きてきます。特に外構工事はリスクが少なく、コストダウンを大幅にできる場所なので同じく試みてみると良いでしょう。

デメリット

手間が掛かる

解体工事会社を一から探したり、見積りの比較や業者の選定をする手間は必要です。短く見積もっても3〜4時間程度の手間を掛ける必要があるため、施主の労力を必要とするのがデメリットといえます。コストダウンのために、ある程度の時間を割けるというのが条件になります。

自己責任

解体工事会社が何らかのミスやトラブルを起こした場合、ハウスメーカー経由であればメーカーが対応をしてくれますが、施主手配の場合はすべて自己責任で行わなければなりません。解体工事会社の中には悪徳業者もひそんでいますので、自己責任においてそのような業者を見極め、工事を進めていく必要があります。

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工期・工事スケジュールはどのように工事前の家屋調査とは何をするのでしょうか?進むのでしょうか?

古い家を解体することになり、解体業者に見積りを依頼したら「この建物は家屋調査が必要です」と言われました。家屋調査には費用がかかるそうなので、できれば避けたいと思ってしまいますが、家屋調査とは具体的に何をするのでしょうか?家屋調査が必要な建物とそうでない建物は何が違うのでしょうか?

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建物の内部と外部の損傷や水平調査、高低測定を行います。

家屋調査が必要となるケース

木造住宅を解体する場合は希ですが、下記のような条件が揃った時に家屋調査を行います。

建物を解体する時に大きな振動が予想される工事

RC造の住宅やマンション、ビルといった大型の建築物を解体する場合、また、杭の引き抜きを行う場合など、周囲に対して大きな振動を発生させる可能性のある工事。

住宅街における工事

近隣に影響を受ける可能性がある住宅が建ち並ぶ住宅密集地における工事。

家屋調査を行う理由

家屋調査を行う理由は、工事後に発覚した家屋の破損と工事の影響の関連性を証明するためです。解体工事で振動が生じると近隣住民の中には、「振動で家が壊れないだろうか」という心配をいだく方もいらっしゃいます。心配をされた方は、自分の家を注意深く観察するようになり、それまで気づかなかった破損箇所に初めて気づくこともあります。そのような破損箇所が工事の影響によるものか、以前からあったものかを証明するために、建物の写真や地盤の高さ、傾きを調査をしておくことは非常に重要です。写真という客観的な資料を元に近隣の方と検証を行えば、感情に左右されない冷静な判断が取れることと思います。また、工事によって損傷が発生した場合には、保険会社に対する証拠ともなり得ます。

調査する項目

実際に調査を行う項目を羅列します。

  • 高低調査
  • 水平調査
  • 垂直調査
  • 隙間調査
  • 建物の外観写真
  • 外壁の亀裂
  • 犬走りの亀裂
  • 基礎の亀裂
  • その他外構部分の損傷
  • 内壁の亀裂
  • 漏水跡
  • タイルの目地
  • 床鳴り
  • 建て付け

費用がかかっても行うこと

振動の大きな解体工事を行う際に、家屋調査はトラブルの予防と収束を行うために非常に重要です。調査を行うためには費用が発生しますが、後に大きな問題を起こさないためにも解体工事会社からの提案があれば必ず行っていただくと良いでしょう。

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解体工事はどんな順序で進めていけば良いの?

急に引っ越しが決まり、今の住まいを取り壊すことになったのですが、解体工事について調べている時間がなく、準備をどのような順番で進めていけばよいのか分かりません。

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おすすめは、見積依頼→依頼業者決定→内部片付→ライフラインの撤去手続→近隣挨拶→解体工事→事後処理です。

何から始めて良いのか分からない方へ

いざ家を壊すといっても、何から始めて良いのかわからないという方は多くいらっしゃると思います。

「家財が沢山あるけれど、先に片付けたほうが良いの?」
「業者へ見積依頼をするタイミングは?」etc.

というようにお困りの方に向けて、お勧めの順序をご紹介します。

まずは業者への見積り依頼

まずは、お近くの解体工事会社へ見積依頼をするのが良いでしょう。

家の中に家財があっても、外観から家の解体費用を算出することは可能ですし、家財の処分費用も見積もってもらえば、自分で片付けたほうが良いのかという判断もつきやすいと思います。

見積依頼時に家の設計図面があれば言うことはありませんが、解体担当者がメジャー等で実測しますので、図面が無かったり、家の面積が分からなくても問題はありません。

依頼業者の決定

見積りが出揃ったら、依頼業者を決定します。

契約書を交わすことで正式な依頼となりますが、その前に、「見積りに漏れは無いか?」、「解体範囲に間違いは無いか?」といった点を担当者と再確認すると良いでしょう。

家の中の家財を片付け

業者が決まったら、家の中の片づけを行います。(業者が決まる前から同時進行でも問題ありません)

家財については自治体のクリーンセンター(リサイクルセンター)に持ち込むことで安価に処分できますので、費用削減のための頑張りどころですね。

ライフラインを撤去する手続き

解体時期が迫ってきたら、ライフラインを切断する手続きを行います。

水道局、電力会社、電話会社等に「家を壊すので、一度供給を止めたいのですが・・・」と電話を入れれば大丈夫です。

ご近所への挨拶

解体工事前には、迷惑をかけるご近所の方への挨拶を行います。

お互い様のこととは言え礼儀ですので、粗品を持って工事担当者と一緒に回りましょう。

解体着工

いよいよ解体着工です。
とはいえ、ご自身で行わないといけないことは特にありません。

事後処理

最後に事後処理です。
支払いの前に、下記の点を行っていただくと良いでしょう。

  • 仕上がりチェック:廃材の取り残し等はないか
  • 近隣お礼:お礼を伝えると共に、業者が特別迷惑を掛けなかったかの確認。
  • 書類確認:マニフェストの発行予定日はいつかの確認

以上となります。

進める順序は1つだけではありませんが、スムーズに進めやすい方法だと思います。

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家の解体期間は会社探しから工事完了までどれくらいですか?

住んでいる家の建て替えを検討しています。新築住宅を建てるハウスメーカーに着工予定日を決めてもらうために、解体工事にかかる日数を知りたいのですが、業者探しから工事完了まで、だいたいどれくらいの期間が必要なのでしょうか。おおまかなスケジュールを教えてください。

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一般的には2ヶ月程度。短く見積っても1ヶ月程度必要です。なお、工事条件が良く、申請が不要な物件の場合には、業者探しから工事完了までを2週間以内に収められることもあります。

一般的には2ヶ月

業者探しから工事完了までの期間は、一般的に2ヶ月程度と考えていただくと良いでしょう。

業者探し(1ヶ月)

工事を依頼する解体工事会社を探します。インターネットや電話帳などで候補の業者をピックアップし見積りを出してもらうと良いでしょう。住宅の場合、見積り依頼をしてから現地を見てもらうまで1週間程度、現地を見てもらってから見積りが手元に届くまで3日程度、検討期間で1〜2週間程度が目安となります。業者が繁忙期の場合には、余分な期間が掛かることも念頭に置いておくと良いでしょう。満足行く条件であれば請負契約を交わします。

家の片付け(2週間)

建物内の家財の片付けを行います。家具や家電といった不用品は、自身でクリーンセンターに持ち込むことによって割安に処分することができます。新居に持っていきたい家財がある場合には、この期間に運んだり、引越業者に依頼をすると良いでしょう。エアコンの取り外しは直前でも良いのですが、電気工事店のスケジュールは早めに押さえておきましょう。

着工前の手続き(1週間)

工事前の申請や近隣あいさつを行います。延べ床面積80㎡(約24坪)以上の建物を壊す場合には、建設リサイクル法の届出が着工1週間前までに必要です。また、工事中道路を利用する場合の道路許可申請等もこの時期に行います。更に、工事中にご迷惑をお掛けする近隣の方へのあいさつも行って下さい。

工事(1週間)

実際に建物を取り壊します。30坪程度の木造住宅であれば、工事に掛かる期間は7〜10日程度です。坪数や天候等によっても工期は変動します。

短く見積っても1ヶ月

一般的に2ヶ月程度とご紹介しましたが、段取り良く工程を進めていくことにより、1ヶ月程度であれば短縮も可能です。

業者探し(2週間)

業者探しを迅速に行い、担当者がすぐに見積りを提出してくれれば短期での検討が可能となります。

家の片付け(1週間)

事前に家の片付けを行っておけば、片付けの期間も短縮可能です。

着工前の手続き(家の片付けと同時)

事前の申請も片付けと併行して行います。

工事(1週間)

工期は変わらず1週間です。

特殊なケース

更に、一定の条件が揃った場合には2週間で工事完了は可能なこともあります。

業者探し(1週間)

業者がより早く対応し検討も即決した場合には、業者探しを1週間で終えられます。

家の片付け(0日)

家の片付けは事前に済ませておきます。もしくは、業者に家財の撤去を有償で依頼します

着工前の手続き(1日)

80㎡以下の建物であれば建設リサイクル法の届出は不要です。他の申請が不要な場合には、近隣あいさつを行い手続き完了です。

工事(1週間)

建物が小さい場合には、1週間以内で工事が終わる場合があります。

ゆとりを持って準備を

条件が揃えば短期での検討も可能ですが、トラブルなくかつ有利な条件で業者選択を行うためには、ある程度のゆとりを持って腰を据えて検討することが大切です。できれば早めから準備を行っていただくと良いでしょう。建て替えにかかるお金の節約ポイントはこちらで紹介しています。

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解体工事に関するお勧めの本はありますか?

初めて自分が建物の所有者になり、いずれ必要な知識となるので解体工事に関して勉強しようと考えています。解体工事に関する書籍を探してみたらたくさん見つかりましたが、どれから読み始めればいいのかよく解りません。お勧めの本はありますか?

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解体屋を興したい、解体業界について知りたい、解体工事会社の選び方を知りたい、という3点に分けて解説します。

解体屋を興したい

新・解体工法と積算

財団法人経済調査会が発行する解体工事の専門書です。住宅の解体にとどまらず、ビルや煙突等の解体工法や重機等の解説を行っています。大型の建築物解体に関する解説に、多くのページが割かれています。

建築物解体工事共通仕様書・同解説

社団法人公共建築協会発行で、国土交通省大臣官房官庁営繕部監修の専門書です。解体工事の安全対策や廃材処理、人体への影響を及ぼすアスベスト問題などに統一的な対応を行った仕様書となっています。国の推奨する正しい仕様が書かれていますので、工事の仕様を勉強するためには重要です。なお、文字が多いのであまり読みやすいとはいえません。

環境に配慮した解体工事の設計と概算

財団法人経済調査会が発行する専門書です。解体の設計と積算に特化した内容となっており、解体工事簡易算出ソフトが付いているのが特徴です。簡単に解体費用を算出することができますが、市場の相場とは少しずれているため、あくまでも参考資料として利用いただけます。

解体工事施工技士試験問題集

株式会社建文社が発行する問題集です。解体工事施工技士は、解体工事業登録を取得するために必要な国家資格です。これから解体業を興そうという方にとって、まず第一関門となる試験ですのでこの本を読んで勉強しましょう。

産廃処理の基本と仕組みがよ〜くわかる本

尾上雅典氏著の産廃に関する専門書です。産廃に関する法律や制度を、図解や実例を用いて非常に分かりやすく説明しています。文字が大きく文章がトピックごとに分かれているため、専門書の中では大変読みやすい部類だと思います。

解体業界について知りたい

マンガでわかる住宅の解体とリサイクル

全国解体工事業連合会監修の入門書です。かつての解体工事の方法と、現在の解体工事の違いについてマンガ等で解説しています。用語、廃材処理の流れなどが分かりやすく記載された解体に関する入門書といえます。

産廃処理の基本と仕組みがよ〜くわかる本

尾上雅典氏著の産廃に関する専門書です。解体業を興したいという方向けにもご紹介しましたが、分かりやすい内容になっているのでお勧めです。

解体工事会社の選び方を知りたい

現在はお勧めできる本がありません。このサイトで書籍並みの情報を開示しておりますので、そちらを参考に検討を進めて下さい。

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無料の廃品回収会社は合法でしょうか?違法でしょうか?

近所に無料で不用品回収を行うとアナウンスしながら回ってくるトラックがいます。他にも、不用品無料回収という旗を空き地に立てている業者も見かけます。壊れたビデオデッキなどは粗大ゴミに出すとお金がかかるのでこのような業者に無料で引き取ってもらうのはどうかと考えているのですが、これらの業者は合法ですか?依頼してしまってもいいですか?

<クリックして回答を見る>

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多くの場合、違法業者です。廃棄物処理法違反に加え、理不尽な費用請求をされることも珍しくありません。環境省や国民生活センターも注意喚起を行っているため気をつけましょう。

ほとんどは違法業者

無料回収といえば聞こえはいいですが、このような業者のほとんどが違法業者といわれています。

廃棄物処理法違反

家庭の不用品を回収するためには、一般廃棄物処理業許可が必要であることが廃棄物処理法によって定められています。しかし、これらの業者の多くは一般廃棄物処理業の許可を持たず営業を行っています。「うちは産業廃棄物処理業許可や、古物商許可を持っているから大丈夫ですよ」と、説明する業者もありますが、これらの許可では廃棄物の回収を行うことはできません。

家電リサイクル法違反

冷蔵庫やエアコンといった製品は適正な手段で分解を行い、リサイクルを行うことが法律で定められていますが、それらも守られていないことが多いようです。重機によって違法な取り壊しを行っていることや、山積みにした廃家電による火災事故が全国的に問題になっています

拡声器使用違反

拡声器を用いた宣伝は音量を55db(デシベル)もしくは65db以下に抑えることが、規制によって定められていますが、こうした規制も守られていないことが多いようです。

費用の不当な請求トラブル

これらの違法業者による不法請求トラブルも後を絶ちません。無料回収にひかれて家電を持ち込んだところ、「すべて無料というわけではなく、古いものは費用をもらっている」と切り返され支払いを余儀なくされるケースがあります。また、無料回収車に粗大ゴミを積み込んだ直後に費用を請求され、「払わなければ庭先に捨てて帰ります」と、脅迫まがいの言動をするケースもあります。

国民生活センターの注意喚起

国民生活センターにもトラブルの事例として次のようなものがあります。

【事例1:無料と思って呼び止めたら、後で有料と言われた】
「不用になった家電製品等を無料で回収する」とトラックでアナウンスしていた業者を呼び止めて、テレビの回収を依頼。家に来た業者は「回収費用は2000円かかる」と言った。「無料と言っていた」と言っても、「全て無料と言う訳ではない」と威圧的に言うので断れず、2000円を払って回収してもらった。領収書も渡されなかった。(60歳代 女性 無職)

 【事例2:無料と思って頼んだら、車に積んだ後で料金を請求された】
「こちらは無料回収車です。お困りの粗大ゴミはありませんか」と廃品回収業者が回ってきたので自転車、石、カーペットなど結構な量を出した。次々と車に積んだ後、電卓を取り出したので「えっ、有料」と驚いて言った。リサイクル料金はかかると言われ仕方なく2万500円を支払った。(女性 家事従事者)

 【事例3:車に積んだ後で、見積りの2倍以上の料金を請求された】
チラシに「見積り無料」とあったので電話をして来てもらったところ、引取りに10万円位かかると言われたが詳しい説明は無かった。品物は折りたたみベッドや本箱、パソコン、食器、キーボードなど15点位。全部運び出し、業者の車に積み込んでから「思ったより多かったので全部で23万円になる」と言われた。引越しを控えていたので今さら断れないと思い、納得できないまま全額支払った。領収書はあるが見積り書はもらっていない。(20歳代 男性 学生)

法に則って処分を

不法業者への依頼は犯罪の片棒を担ぐことになると共に、ご自身のリスクを高めることにもつながります。不用品を処分する場合には、一般廃棄物処理業許可を持っている適正業者に依頼するか、ご自身で自治体等のリサイクルセンターに持ち込むなど、適正な処分を心がけて下さい。

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解体工事について無料で相談に乗ってくれる窓口はあるの?

遺産相続で土地を譲り受けましたが、そこに建っている古い家を壊さなくてはなりません。解体工事について無料で相談に乗ってくれる窓口はありますか?

<クリックして回答を見る>

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はい。一部の行政団体や民間団体に相談窓口が有ります。

行政団体の無料相談窓口がある

多くの市町村では「お近くの業者さんに相談してください」と言われてしまいますが、一部の地域では無料で業者の斡旋などをしてくれるところも有ります。(例:長野県小谷村)

ただし、家屋所有者の多くが遠方に住んでおり、手入れができない老朽化家屋が点在するような地域に限られますので、ほとんどの地域では民間組織に頼ることになります。

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近所の家を壊した解体工事会社に相談をしようと思っています。注意点はどのようなことでしょうか。

現在自宅の解体を考えており、業者を探しています。ちょうど近所で家を解体していた方がいたため、声をかけてみようと思っていま。その際、どんなところに注意してその業者の善し悪しを判断すれば良いでしょうか。

<クリックして回答を見る>

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まず、以下の4点を確認しましょう。

  1. 工事の仕上がり
  2. 対応の良し悪し
  3. 解体に関する許可の有無
  4. 違反の有無

 1.工事の仕上がりをチェック

近所で解体工事があったわけです。その業者に関する情報は多く手にすることができるかと思います。まず、工事の仕上がり具合を見ましょう。解体現場に行き、自分で現場を見ます。この時のチェックポイントは、解体された跡地がきれいに整地されているか、跡地にガラなどの廃棄物が残っていないかです。まれに、跡地に基礎が残っていたりするケースもあります。そのため、よく見てみます。基礎が跡地に埋められていないかなども確認し、工事をお願いされた近所の方に様々な観点から、尋ねるといいでしょう。他に、周辺の道路が泥で汚れていないか、などもチェックポイントの一つです。

2.解体時に、隣地、隣家に迷惑をかけなかったか

工事前に近隣の方々に担当者が挨拶しているかどうか、その時の言葉づかいや身だしなみなどはどうだったかは、確認ポイントとなります。住宅地で行う解体工事は、限られたスペースの中で重機を稼働させます。突発的な事態が発生するとも限りません。例えば、工事中に隣家のブロックを傷つけた、あるいは壊してしまったなどです。

こうした事態にして、隣家に対して解体工事会社が誠実な対応をしたかどうかを確認します。隣家の方が相談した解体工事会社の窓口対応も、よい業者かどうかの判断の目安となります。工事中に関してはきちんと水をまき、ほこり等の飛散を防止していたかもポイントです。その他、事前に追加費用の発生を説明している場合を除いて、依頼主に対して追加費用の請求の有無なども確認した方がよいでしょう。これらを、解体現場近くの方や、解体を直接依頼した方に、確認してみることが必要です。

3.許可について

解体工事会社に必要な許可は、「解体工事業登録」あるいは「建設業許可」です。これは必須の許可になり、どちらかの許可を有している必要があります。加えて、「産業廃棄物収集運搬業許可」または「産業廃棄物処理業許可」を保有していれば、さらによいといえます。この産業廃棄物関係の許可は行政が経営状態を見て判断し、赤字の企業では取得することはできません。この許可を保有していれば健全な経営をしているといえます。こうした各種の許可証や資格は業者に提示を依頼すれば見せてくれます。書類を確認して仕事を依頼して下さい。

4.違反の有無について

違反に関しては、不法投棄や建設業法上の違反に注意しましょう。具体的には、廃棄物処理法違反、建設業法上の違反による営業停止、公共工事の指名停止処分などがあります。こうした違反や業務の停止命令に関しては、各都道府県で情報をある程度は開示しています。業者への発注の参考に利用しましょう。

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